婚活はネットで

最近、婚活という言葉がよく話題になるのは、それだけの理由があるのだと思います。

かつて、人々は自分のごく身近な生活圏内で婚姻相手を得るのが普通であり、社会もそれを前提として動いていました。結婚適齢期の男女には、親族、知人、近所の人々などから、候補者が持ち込まれ、本人がそれほど意識しなくとも、結婚するのが難しくない時代が続いていました。

高度成長期以降には、こうした社会構造にかなりの変化があり、地域社会の結びつきは相対的に緩いものになりました。しかし、それに代わって、企業がいわば一つの地域社会として、配偶者の選択と紹介の場としてある程度機能してきました。地域社会の機能もかつてより低下したものの、無くなったわけではありませんでした。

しかし、近年では、人々の行動範囲はさらに広くなり、地域社会の機能はいよいよ低下し、会社における人間関係も希薄なものとなってきました。このため、本人がかなり意識的に行動するのでなければ、婚姻の機会を得るのが難しい場合が増えたのでしょう。社会の側から個人への強制力といったものは弱くなっていますから、こうした状況では、未婚のままの男女が増えることは容易に想像できます。

最近の各種の社会的な調査等の結果も、これを示していると思います。この傾向を社会全体としてどう思うかは、また難しい問題ですが、私は、個人的には、結婚するのが当たり前だと考えているものですから、社会が変化したのであれば、個人がそれに対応して結婚を目指した活動を主体的に行うのが当然と考えています。

地域社会や企業社会の変化とともに進行しているのが、インターネットを中心とする情報技術の飛躍的な進歩です。ですから、個人としては、ネットによる婚活を目指すのが合理的であり、自然だと思います。

私も、最近、あることがきっかけで結婚相手を探そうと決めましたので、ただちにいわゆる出会い系サイトをいくつか試すことから婚活を始めました。